産地の豆問屋として
わたしたち丹波農産株式会社の根幹となる事業である丹波黒大豆を中心とした農産物の卸業。
地域の生産者の方々との日々の対話を重ね、黒く大きく実った黒大豆をサイズや品質ごとに丁寧に選別し、百貨店やスーパーをはじめとした販売店にお届けしています。
わたしたちが暮らす生活のすぐ隣にある当たり前の景色が多くの農家の方々によって織りなされていることをいつも心に留めながら、年間を通して生育状況などの情報交換をし、様々なサポートを行なっています。
豆の買取り・販売
日常的に近隣農家と対話を重ね、作付けや、苗の状態、気象条件の変化、作物の出来などを共有しながらより良い品質のものをお届けできるよう風通しのいい関係の中で仕入れが行われています。
何度も丁寧に選別された黒大豆は百貨店や食品メーカーや料亭など様々なお取引先へとお届けしています。
手選別による品質管理
乾物の黒大豆は機械による形とサイズごとの選別、色彩選別を経て、袋詰めされる前の最終工程では人の目と手による豆の選別を行います。手で転がしながら形や色、傷の有無を確認し、出荷前の豆の状態を見極めています。
選別機などの貸出
お取り引き農家の選別作業の補助として選別用の機械の貸し出しを行なっています。収穫後も手間をかけて商品となる黒大豆、脱粒作業という殻と大豆を分ける作業の後、選別作業が必要となります。その負担を少しでも軽減するために貸し出し用選別機を会社敷地内に設置し農家のみなさんにご利用いただいています。
保管管理委託請負
冷蔵保管設備を一部開放し、他社様の丹波黒大豆や丹波大納言小豆などの保管管理の委託を受け付けています。大きな冷蔵貯蔵施設を完備しているため、地域のケーキ店、食品メーカー、飲食店など様々な業態の方々との接点ともなっています。
丹波農産株式会社 Tanba Nousan Inc.
2001年の創業以来、地元の農家が作る丹波黒大豆、丹波大納言小豆をはじめとした様々な特産品の卸売や加工商品企画、販売を行なってきました。
地元の農家との対話と伴走を続けながら20年以上事業を進めていく中で、農業の担い手の高齢化や気候変動による負担の増加などを目の当たりにしてきました。今後はより一層、丹波篠山の特色ある風土を残すことに努め、すぐ隣にいる農家の皆さんに光を当てながら次世代への継承、時代に合わせたご提案をし続けていきます。風通しよく、自然と人が集うような地域に根差し開かれた新しい問屋として地域に貢献していけたらと考えています。
大西 康太(代表取締役) Kota Onishi / CEO
1991年丹波篠山生まれ。
大学卒業後、大阪での会社員を経て2017年丹波篠山に戻り家業である丹波農産株式会社に入社。卸売業に従事しながら、2018年に丹波黒大豆を現代の暮らしに合う形で再定義し、素材選びにこだわり伝統的な製法やこだわりの技術で加工したオリジナルブランド「霧の朝」を立ち上げ全国の店舗や宿、結婚式場などでお取り扱い開始。2019年、代表取締役に就任。
沿革
2001年2月 | 創業 オリジナルブランド「波部黒乃庄」立ち上げ |
2003年4月 | 株式会社に移行 |
2004年11月 | 現社屋並びに貯蔵・選別作業所の完成 |
2014年3月 | 丹波黒大豆色彩選別プラント増設 |
2018年11月 | オリジナルブランド「霧の朝」立ち上げ |
2021年2月 | 農家支援事業を開始 (ドローン活用や勉強会の開催など) |
2023年4月 |
コーポレートロゴ、Webサイトを刷新 試験圃場での丹波黒大豆の栽培技術の改良・検証作業を開始 |
事業内容
- 地域特産物の集荷、選別、加工、販売及び貯蔵保管
- 農畜産物、加工品等の荷造梱包、発送及び配送
- オリジナルブランド、商品企画、販売
- 営農⽀援事業
取扱品目
丹波黒大豆、丹波大納言小豆、丹波山の芋、丹波篠山米をはじめ、地域特産品を活かした加工品各種及びギフト商品